2020年05月08日
在りし日の記憶 その ② ~ 白山 砂防新道 ~

新コロナウィルス、緊急事態宣言延長になりましたね
どうも現政権はアテにならなさそうなので、
世間がどう動くのか興味津々のkimamaです
こんにちは
その2 2009/9 旧北陸線トンネル群と砂防新道
前年は飛騨側(岐阜県)から白山に上がったわけですが、
本年は反対側、越前側(石川県)から上がることにしたんですよ
越前側からは白山禅定道を始め、多くの登山ルートがあります
今回は一番オーソドックスな『砂防新道』を往くことにしましょう
市ノ瀬 別当出会(1260m)から白山室堂(2450m)まで
約6.0km 標高差1190mのコース

白山観光協会ポータルサイトから拝借しました
あれ、やっぱ次の日に堪えましたね
なので今回は普通に朝からお出かけすることにしましたが、
白山山麓着が中途半端な時間になるので、途中寄り道して行こうと…
で、
ない知恵ひねって考えたのがこれ 笑)
現在、北陸本線敦賀 - 今庄間は北陸トンネルでラクラク抜けていますが、
かつては『山中越え』といって裏縦貫の難所だったんです
昔はここの25‰(パーミル:千分の25)の勾配を、蒸気機関車が補機を繋いで
ひいこら登ってたんですね
輸送効率が悪く、冬の雪害などが運行に支障をきたすため、
1962年に北陸トンネル(延長13.9km)にバトンタッチ
廃線となりました
この廃線跡、今はバイク(車・チャリ・徒歩)でも通れるので、
旧線跡を訪ねてから福井経由で往くことにしたわけです
旧北陸線トンネル群
福井県敦賀市、南越前町にある旧北陸本線の隧道(トンネル)を中心とした、鉄道遺構群である。
明治時代に敷設され、1962年(昭和37年)の北陸トンネル開通まで鉄道路線として使用された。
その後は11本残る隧道を使って自動車道路に転用され、国道476号、県道207号となったが、
列車運行当時の遺構が随所に残っている。
21世紀になって近代化遺産として評価され、土木学会の選奨土木遺産に選定、
また国の登録有形文化財に登録されている。
- Wikipediaより -
さてさて、往ってみましょう ♪

とにかく、トンネルだらけですw

隧口から何やら妖気を含んだ白い霧が、もわぁ~~っとww

このトンネルは交互通行信号が付いてました

いかにも明治の遺構 「山中トンネル」 最長の1170m


ちなみにトンネルの中 (画はだいぶフォトショで漉してあります)
かなり暗いし、滑るし、上から雫は垂れてくるし… オマケになんか出そうだし 笑)
それに、もともと単線のトンネルですから車同士の離合はできません
長いトンネルは信号が付いていて交互通行になってるんですが…
カーブしてて出口の見えないトンネルもあるんで、
途中で行き会ったらどっちかがバックですね 恐ろし~~
いやぁ、愉しませていただきました 汗;
旧線探索を終えて、白山に向かいましょう
越前市 - 福井市 - 勝山市 - (県境を越えて) - 白山市とたどって、
登山基地となる「市ノ瀬」へ

いいお天気、ひとっ走り ♪

ひとっ風呂、浴びていきましょう

ポインタ乗っけると画が替わりますよ
( ,,`・ω・´)ンンン?


手取川 『百万貫の岩』 昭和9年の手取川大水害で
お山の上から転げ落ちてきた高さ16m、周長52m 4800tの大岩w
お山の上から転げ落ちてきた高さ16m、周長52m 4800tの大岩w

ポインタ乗っけると画が替わりますよ
主要な登山道の起点になる地ですね
ビジターセンターで登山届を出して、野営許可もらって、
さっそく野営場へ

今回はVAUDE Hogan Ultralightだけでいきますよw

ここ、とってもいい処ですね
緑の絨毯に木漏れ日が注ぎ、沿にはせせらぎの水面が揺れる サイコー ♪
シーズンから多少外れてるので、ヒトもいないし、
設備もしっかりしてるし、
なんといっても、清掃協力金のみの1泊300円w
オフシーズンなので、砂防新道の登山口である「別当出合」まで
フォーサ君で上がれますよ (シーズン中は市ノ瀬からシャトルバス)

さて、ここからは徒歩だな

登山センター WCアリ

登山口w

この吊り橋を渡れば「砂防新道」・「観光新道」の分岐

日本海に注ぐ手取川ですが、白山に端を発する「暴れ川」として有名
吊り橋から上流に「別当谷」「甚之助谷」があるんですが、これまた酷い暴れ谷
雨が降ると大きな地滑りを起こして、下流域に甚大な被害をもたらしています
山体の南西面は崩落でぐっちゃぐちゃ状態ですね
明治の昔から大規模な砂防工事が延々と続いています
まぁ、下の画を見ていただければわかりますが、崩落と堰堤だらけですよ






まだまだこれからも地滑りとの戦いは続くでしょう

気持ち良い風の中、尾根を詰めていきます

「中飯場」で最初の小休止

お次は「甚之助避難小屋」 ここからの眺めはサイコーですよ
雲が追っかけてきますyo
雲が追っかけてきますyo





いやぁ、気持ち良し ♪

しっかり休んで後半戦 上部が見えてきましたね

南竜道との分岐 室堂平まであと2kmだけど「十二曲り」のキツい登りが控えてます

おやおや、雲の中に入っちゃいましたね

なんも見えまへん

「延命水」でヘタレ休憩 笑)

「黒ボコ岩」 ガスってなければ、ここからの眺めはサイコーなんですけどね

「弥陀ヶ原」に出てきました いやぁ、まさに極楽浄土w


ホッとしたのも束の間 更にこの上に「五葉坂」というラスボスが控えとりますがな

反吐まき散らしながらなんとか「白山室堂」とうちゃこ 笑) あぁ、シンドかったwww
とーぜん御前峰は諦めましたよ
ウダウダした後、前年と同じ「トンビ岩コース」で南竜ヶ馬場に降ります
野営場に着くころにはかなり陽が落ちてましたね
降りるだけとは言っても標高差370mあるんよww

んで、ヘタレついでで自分の幕撮り忘れたから、誰かので胡麻化しときます 爆!!
代わりと言っちゃなんですが、野営地風景なぞ
代わりと言っちゃなんですが、野営地風景なぞ



バテバテで爆睡しとりましたわ
だってね、
砂防新道と前出の平瀬道はどっちも標高差1290mなのに
距離は砂防新道の方が1km近く短いんですよ
そりゃ、バテますわ <--- 言い訳け満点 笑)

このコースだと、砂防新道出合まではほぼトラバースなのでラクチンだね 嬉!




砂防新道出合まで戻ってきましたよ

あー、雲の上は気持ち良いねー
この日のうちに帰阪しました
いやぁ、2回にわたった白山ハイクにお付き合いいただいてありがとうございました
こうやって見ると、懐かしくもあり、もう一度往ってみたいなぁって思っちゃいますね
こうやって見ると、懐かしくもあり、もう一度往ってみたいなぁって思っちゃいますね

今年もハクサントリカブト

イブキトラノオかなって思ったんですが、どうもよく分かりません

ミヤマゼンコかな?

ツリガネソウ

二人静

高山植物といえばチングルマ すでに綿毛になってました
< 完 >
Posted by kimama at 08:00│Comments(0)
│山歩き&キャンプ